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現在、世の中には様々な問題が溢れております。
少子高齢化、教育、税金、年金、福祉、エネルギー・・・等々。
数え上げれば枚挙に遑がありません。
どの問題も大変深刻で、一朝一夕には解決しませんし、全てが複雑に絡み合っているため、どれか一つの問題だけを取り上げて議論しても、またすぐ次の課題と直面する事になります。
それら深刻な問題の中でも、今特に早急な対策を求められているのが、環境問題ではないでしょうか?最近の研究で、このまま化石燃料に頼る経済活動を続けていくと、100年後には地球の平均気温が2〜3℃上昇すると言われています。
地球温暖化は海面上昇を引き起こしたり、自然災害が大型化し今より更に猛威をふるうようになる、また食料不足に陥る等々の問題が発生し、人々の生活に大きな影響を及ぼす事が危惧されています。
実際、2004年には多くの台風が日本に上陸又は接近し、ここ東かがわ市も甚大な被害を受けました。気候が亜熱帯化しているとも砂漠化しているとも言われ、少雨が続くとすぐに水不足に陥ったり、逆に観測史上類を見ない程の大雨が降ったりと、極端な天候になることが度々あります。
これまで私たちは、力として手に入れた機械やコンクリートを使って自然を支配しようとすることで、災害から人々を守ってきました。しかし、私たちが持った力で自然を抑える事などできないのです。
もう一度自然との関係を考え直さなければなりません。
これまで自然の美しさや力の大きさに対峙し、自然災害から人々を守ってきた建設業はある意味で最も自然に近い業種です。
つまりこれからは、自然災害から人々を守るだけでなく、逆に人々から自然を守る必要もあるのでないかと思うのです。
その役割の一端でも担えるよう、我々赤松建設の社員一同、一丸となって取り組んでまいりたいと思います。
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